映画

90点 映画「コードネーム U.N.C.L.E.(アンクル)」

おしゃれ、スタイリッシュ、軽快なテンポ、ユーモアとシリアス、色んな要素が適度に絡み合い、極上のエンターテイメントになっていた。 以前から観たいと思っていたのだが、なかなかレンタルに行くまではいかなかった。 しかし、先日、芸人のヒロシがラジオ…

映画「ダイバージェント」

人類家畜化計画を地で行っているような映画だった。 権力が1点に集中すると、このような暴走も起きるのかもしれない。 もしくは、もうすでに起きつつあるのかもしれないが。 ほとんどの人は組織に属して働いているが、そこからはじかれたときの恐怖、一人で…

映画「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」

前半はただただ暗く、退屈なシーンの連続で、眠くなってしまった。 からの、後半の弾けっぷり。しかも、知らない女性戦士がいきなり登場し、しかも異様に強い。 アメコミを知らないので、何が起こったのか、ポカーンとしてしまった。 バットマンとスーパーマ…

映画「her/世界でひとつの彼女」

繊細な心のひだを丁寧に描いている映画だった。 AIが出てくる映画というのは、たいてい暴走して人類に敵対するというパターンが多いが、愛を持ったAIというのは、新鮮だった。 しかも、ボディーを持たないので、いろんな想像が膨らみ、AIというよりはスピリ…

映画「美しき緑の星」

「美しき緑の星」という映画をネットで観た。 フランス映画で、若き日のマリオン・コティヤールも出ていた。 進化した星から地球にやってくる話なのだが、心が洗われる内容だった。 心にさわやかな風が吹いていくような、不思議な映画だった。 不自然なセリ…

映画「アイアンマン3」

パワードスーツの露出の比重を下げ、トニー・スターク本人を前面に出してきていた。 機械のかっこよさに目が行きがちになるが、それを操縦するのは人間だ。 その人間の心に焦点を絞ってきているのを感じた。 トニー・スタークがパニック障害になっている設定…

映画「ロボコップ」

最近ブログから遠ざかっていたが、感動したことがあるとむくむくと書きたくなるものだ。 映画は、ロボット推進派のテレビ番組から始まり、終わるのだが、テレビによる洗脳をうまく表現していた。 新たな技術が開発されると、権力を持ったものがそれを手にし…

映画「ゼロ・グラビティ」

3Dで観たのだが、宇宙から見た地球が、ただただ美しく、それだけでも観る価値があった。 宇宙は、美しいだけではなく、厳しい環境でもある。 空気がないので、宇宙のゴミがものすごい勢いでぶつかってくることもある。 宇宙服がなければ、あっという間に死ん…

映画「SUPER8」

監督が映画好きであることが、ひしひしと伝わってくる映画だった。 エル・ファニングの演技は素晴らしかった。大人っぽく感じた。 少女から女になる少し前の貴重な一瞬が、映像に焼き付いていた。 井上真央さんも、そういえばそういう時期があった。 女性は…

映画「うまれる」

また書こうと思っていたら、1ヶ月近く経っていてびっくりした。 時が経つのが早く感じる。 先日「うまれる」という映画が無料上映されていたので観に行った。 様々な立場から「うまれる」ことについて描かれていた。 子どもの頃虐待されていた人が、親にな…

映画「キャプテンハーロック」

日本映画の革命だ。日本映画の金字塔になる作品だ。 ジェームズキャメロンが絶賛していたというのは嘘ではなかった。 日本のアニメのクオリティと3D CGが一体となって物凄い完成度を見せている。 女性キャラが可愛らしいのは、やはり日本のアニメーションな…

映画「奇跡のりんご」

泣いた。 どん底の所で泣いた。 オヤジの男気に泣いた。 妻のどこまでもついてくる献身的なところに泣いた。 子どもたちの、苦労を素直に受け止め、素直に耐える姿に泣いた。 世界で誰もやったことがないことを初めてやるというのは、並大抵のことではない。…

「心に響いた言葉」解散

心に響いた言葉を書き連ねてきたが、そろそろ必要がなくなってきた気がしてきた。 すべては実は自分の中にある。 忘れた気になっているだけ。 必要なときに、自分の中から湧いてくる。 今わからないのは、まだそのタイミングではないだけ。 無理にわかろうと…

「インセプション」

監督のクリストファー・ノーランは悟っているということを確信した。 この現実は果たして真実か? いや、幻想かもしれないよ、と問いかけられた気がした。 精神世界の真実をエンターテイメントに乗せて、それぞれのレベルで楽しみながら吸収できるようなもの…

映画「アバター」

マトリックス的要素と、環境問題、イラク戦争問題、スピリチュアルな要素を含みつつ、極上のエンターテイメントに昇華させた、最先端の娯楽大作になっていた。 CGで創られた異星人の動きから表情まで、生命が宿っていた。しかも3Dがすごかった。 人類はここ…

「パンダコパンダ」

普通に家があり、ご飯を食べ、眠る、そんなことがとってもありがたくて幸せなことなんだと気づかされる作品だった。 はじめ平和で、ちょっとドキドキがあって、また平和に戻ることによって、その平和のありがたさが浮き彫りになる。 一つ一つの動きや景色が…

映画「キリクと魔女」

悪者をやっつけて終わりという道は一切とらなかった。 疑問をひとつずつ解決していって、最後はすべてが調和した。 苦痛から悪と呼ばれるものが発生し、キリクはその苦痛を解き放った。 深い映画だった。

映画「107+1~天国はつくるもの~」

思い描いているだけでなく、行動することによって道が開けるということを身をもってドキュメントした作品。 不器用だけど、思いだけはあって、とにかく行動してみたら感動が待っていた。 結果が出ようが出まいが、それはたいして重要ではないのかもしれない…

映画「きみに読む物語」

泣けた。 純愛というところだけでなく、ときには脇道にそれてしまったり、馬鹿なことをしたり、けんかしたりするところもひっくるめて愛しているというところがよかった。 自分の気持ちに正直に生きていないと、結局はまわりの人を傷つける結果になってしま…

「ガイアシンフォニー6番」

今回は「音」がテーマだった。 クジラも曲を奏でるのだという。決まった旋律を繰り返すのでそれが分かったのだそうだ。 ということは、音楽というのは、人類が生まれる以前から存在していたのではないかという仮説が出てくる。 元々宇宙にある音楽を人間は潜…

映画「スパイダーマン3」

前半は、主人公がだんだん天狗になってきて、いやみっぽい雰囲気を醸し出していて、それがだんだんエスカレートして、悪の領域に入りこもうとした。 自分にも共通する欠点を見せられているようで、心苦しかった。 しかし、そこから立ち直っていく様は、とて…

「仮面ライダー555(ファイズ)」

これを見るまでは、度重なるシンクロニシティがあった。 まず、友人と神話について話しているときに、「死と再生」というキーワードが出てきたのだが、私はそれを、「使徒再生」だと思いこみ、インターネットで検索したところ、仮面ライダー555(ファイズ…

映画「ブラザーサン・シスタームーン」

最近頭を丸めたい衝動に駆られていた。 今日、保坂尚希が出家するというニュースを知った。 映画「ブラザーサン・シスタームーン」を観た。 まさにこういうことかと思った。 頭を丸めたい衝動は、ここにもリンクしていたようだ。 私が1歳の時の映画だが、ど…

「巌窟王」全12巻

無実の罪で投獄されたエドモン・ダンテスが、復讐する物語。 復讐は何も生み出さないし、自分にも苦痛を与える。 最近「無実の罪」と「復讐」というキーワードにシンクロしている。 無実なのに投獄されるというのは、誰にでも起こりえることなのかもしれない…

映画「ザ・ハリケーン」

無実の黒人ボクサーが、20年間投獄されたのちに釈放される。きっかけは、自分の書いた本を読んだ少年との1通の手紙だった。 こんなにもいい人がいるのか。 徹底的に差別し、引きずり下ろそうとする人がいる中で、真の善意から救おうとする人もいる。 支援…

映画「リロ・アンド・スティッチ」

主人公が、破壊を好む凶暴なモンスターと、家庭崩壊の危機にある少女という、いままでのディズニーではあり得ない設定だったが、いまのアメリカの現状をそのまま映し出しているようだった。 そしてそこから希望を紡ぎ出していて、そこがすばらしかった。 世…

映画「ファインディングニモ」

架空の世界をCGで描いているのだが、魚たちの表情といい、動きといい、しっかりと生命が吹き込まれていた。 原色がきれいで、見ているだけで癒される。

「攻殻機動隊S.A.C」

久々の新作。 いままでのコンピュータグラフィックス技術の蓄積と、情熱とが渾然一体となって、目を見張るクオリティを生み出していた。どこにも手抜きはなかった。 現代社会の問題を複雑に絡めたストーリー展開によって、未来の出来事、空想の出来事では終…

映画「亡国のイージス」

緊迫感の途切れない、なめらかなスリルの映画だった。 「ローレライ」とは雲泥の差だった。この差はなんだったのだろう。 演技に関しては、どちらも名優揃いだったのに、何が違ったのだろう。

映画「スーパーマン・リターンズ」

スーパーマン≒キリスト