映画「奇跡のりんご」

泣いた。
どん底の所で泣いた。
オヤジの男気に泣いた。
妻のどこまでもついてくる献身的なところに泣いた。
子どもたちの、苦労を素直に受け止め、素直に耐える姿に泣いた。

世界で誰もやったことがないことを初めてやるというのは、並大抵のことではない。
それを支えたオヤジさんは、一体どういう気持でいたのだろうか。
すごい人もいるものだ。
木村さんの本も読んではいたのだが、あらためてあのオヤジさんの存在が大きく感じられた。

りんごの木は、雑草や虫も含めたすべての自然の中で調和した時に、生きてくる。
人も同じようなものなのかもしれない。
自分の役割を一生懸命やり、あとは宇宙におまかせすればいい。
生かされていることに感謝していればいい。

爽やかに泣ける映画だった。