映画

映画を細切れで観る

今まで、映画は2時間連続で観ないとだめなような気がしていた。 でないと、きちんと映画を観たことにならないような。 変な罪悪感さえあった。 せっかくAmazonプライムに入っているのに、そんなブロックがあるせいか、なかなか映画を観られないでいた。 仕…

映画「天気の子」

一言で言うと、ハラハラすることだらけで、訳の分からないことだらけだったが、それでも大丈夫!

90点 映画「レディ・プレイヤー1」

日本のアニメや特撮文化へのリスペクトがギンギンに感じられた。 はじめのカーチェイスのシーンのかっこよさったらない。 よく考えれば、アニメを見たり、ゲームをしたりしていた時間は、自分の人生の時間としてあまり考えてこなかった。 人生を振り返ったと…

90点 映画「ビフォア・ミッドナイト」

シリーズの3作目だが、20年の時を一緒に駆け抜けたみたいな、共感するものがある。 今回は、子供がいることの喜び、苦労も含めて、リアルな会話が続く。 カットなしで延々と話し続ける二人は、ほんとうに自然ですごい。 しかも、引き込まれる。 40代になった…

90点 映画「イミテーション・ゲーム」

コンピュータの元を創った、アラン・チューリングは、ナチスドイツの暗号エニグマを解読し、祖国を守るという、英雄的な活躍をしたのにもかかわらず、国家機密という名目の元に、評価されることなく、若くして生涯を閉じる。 なんとも切ない、やるせない気持…

90点 映画「この世界の片隅で」

一人の女性の日常生活から見た、戦前、戦時中、戦後の日本。 いろんなことが、望むと望まざるに関わらず、降りかかってくる。 ただひたすらに生きていくうちに、周りの人たちとも打ち解けていく。 ただ生きてさえいれば、なんとかなっていく。 今どんなに苦…

80点 映画「ブラックミラー:バンダースナッチ」

Netflixの、選択できる映画。 映画の主人公が、こちらを意識する設定がおもしろい。 最近のスピリチュアルの要素が色々取り込まれていた。 よく言う、「自分はゲームの主人公のようなもの」というのはこういうイメージなのか、ということが疑似体験できる。 …

70点 映画「ハクソー・リッジ」

沖縄戦をアメリカ側から描いた映画なのだが、日本軍がやられるシーンは複雑な思いがある。 日本人だって、自分の家族と国を守るために必死に戦っていた。 2時間の映画で、日本側の想いも描くのは難しいのだろうが、正義というのは、一方向の視点から見ていて…

95点 映画「パッセンジャー」

久しぶりに見応えのあるSF映画を観た。 開拓地を求めて120年間の旅をしている宇宙船。 乗客はコールドスリープに入っているのだが、隕石の衝突の事故により、あと90年ほど残して一人だけ目覚めてしまう。 そして再度コールドスリープできなくなってしまう。 …

アニメ「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」

Amazonビデオで観進めていたのだが、無料で観られなくなったので、ネットフリックスの1ヶ月無料期間を利用した。 5クール64話の大ボリューム。 しかも一切の手抜き無し。 制作者の情熱を感じる。 おととい日食があったのだが、ちょうど最終話近くで日食の話…

90点 映画「アントマン」

この映画を見る前に、「贖罪」ってどういう意味?と、娘が聞いてきて、シンクロした。 主人公が犯罪を犯して服役しているという設定で、さらに離婚をしている。 アメリカではよくあるのだろうし、一度そうなると、なかなか社会復帰するのは難しいという現実…

90点 映画「ビフォア・サンセット」

「ビフォア・サンライズ」を夜明け前に観て、夜に「ビフォア・サンセット」を観た。 このタイミングで観られたのも、運命かもしれない。 9年ぶりの再開。 初めはお互い現実的なことを言っていて、もう過去のことになってしまったのかと思いきや、しだいに、…

99点 映画「ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(ディスタンス)」

夜中に目が覚めて、暑いせいか眠れなくなったので、ふと映画を観てみた。 旅をしている男女が出会い、一晩を外国で過ごす。 とにかくセリフが長くて、お互いしゃべり合うのだが、なんだか自分が一緒に過ごしているようで、どんどん惹かれていった。 彼女は、…

75点 映画「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」

老いと死がテーマだと感じた。 主人公は若返っていくのだが、最初の舞台が老人ホームで、どんどん若返っていくので、若返りがさらに引き立つ。 振り返れば、人生あっという間なのかもしれない。 あの世には何も持って行けない。 この世でいろんな事を経験す…

映画「君の名は。」

何度観ても、美しさに引き込まれる。観ているだけで癒やされる。 急展開のストーリーに鳥肌が立つ。 月と太陽が地球に最接近して、しかもスーパームーンの今、この映画が日本人にたくさん観られる事は、日本人の覚醒につながるのではないかと、ふと思った。

90点 映画「アデライン、100年目の恋」

スーパームーンの今夜、この映画を観たのに、運命を感じた。 永く生きるだけが幸せではない。 こういう設定は、バンパイアというのが多いが、科学的なアクシデントで歳をとらなくなるというのはおもしろい。 でも、聖書にもあるように、大昔は700歳ぐらい…

調子いいとき60点 悪いとき0点 映画「怪盗グルーの月泥棒」

1度目に観たときには、主人公がなんてがさつで、暴力的なんだろうと、拒否反応が出た。 こんな暴力的なものを子供には見せたくないと思った。 途中で観るのをやめた。 その後、しばらくたって、やっぱり観てみようと思い立ち、観てみたら、そんなに気になら…

90点 映画「キャスト・アウェイ」

無人島に取り残されるという、ロビンソン・クルーソーのような物語なのだが、一つ一つの描写がうまいというか、テンポがいいというか、見入ってしまった。 文明はうんぬん、というのは置いておいて、生きていることのすごさ、ありがたさを気づかさせてくれる…

判定不能 映画「複製された男」

「ブレードランナー2049」の、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の過去の映画を観たいと思って観てみた。 バリバリのSFかと思っていたら、ラストで訳が分からなくなった。 後でネットで調べてみたら、すべては心理描写だという。 そう言われると納得だが、普通に観て…

95点 映画「ブレードランナー2049」

雰囲気が最高だった。 SFは、雰囲気を出すまでが大変だ。 そのために、膨大な予算と、才能が必要になる。 命の大切さ、生まれることのすごさを感じさせられた。 太古の昔から、途切れることなく命が続いて、奇跡のような繋がりの上に自分が存在しているとい…

95点 映画「楽園追放」

Amazonビデオでの評価が高かったので、気になって観た。 萌え系のキャラクターなのだが、ストーリーが「なぜ生きるのか」から始まって、それが未来技術と絡み合い、爽快に昇華されていた。 人が意識状態で生活しており、必要なときだけ肉体を培養して、そこ…

70点 映画「トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーンPart1・2」

戦わないのが勝利だという事を、まざまざと見せつけられた。 これだと思った。 戦わないようにするには、様々な知恵と、行動と、努力が必要だが、大切な人の命と比べたら、なんてことはない。 犠牲を払って勝利したって、愛する者がいなくなっていたら、何の…

70点 映画「ガフールの伝説」

フクロウが主人公なのだが、CGで本物のフクロウっぽいのに、ちょっとした表情で感情が表現されていて、すごかった。 兄弟で、親に認められていないと感じ、コンプレックスを持っていた方は、悪の道に落ちた。 いわゆるぐれるという状態なのか。 疎外されてい…

90点 映画「河童のクゥと夏休み」

最初、画が荒いと思ったが、アニメの面白さと作画とはそんなに関係ないことを気づかせてくれた。 一つ一つのセリフが、さりげないのに深い。 妹の生意気なしゃべり方とか、日常の描写が自然に描かれている。 「日常を自然に」というのは、それだけ現実をじっ…

トトロを観る

下の娘が初めてトトロを観た。 自分の中では当たり前になっていることでも、子供には初めてということがいっぱいあるのだということを、あらためて新鮮に感じた。 何回観ても、新たな発見がある映画だ。 トトロが駒に乗る直前、中トトロが手に持っていた葉っ…

90点 映画「七つの贈り物」

主人公は、交通事故の罪悪感から、人のためになりながら死にたいと思ったのかもしれない。 理由はどうあれ、それを受け取った人との交流がよかった。 そして、受け取った人同士が通じ合った瞬間、なんだかさらに感動した。 人が深いところでつながるっていう…

90点 映画「10 クローバーフィールド・レーン」

ドキドキの展開が程よかった。 なぜ最初に手錠をかけられていたのか、整合性がないが、演出上ということか。 意味を求めるんじゃなく、すべてはドキドキの演出のためと考えれば、おもしろいお化け屋敷、兼、ジェットコースターのような映画だった。 主演の女…

映画「西の魔女が死んだ」」

「西の魔女が死んだ」を観た。 主演のサチ・パーカーさんが、シャーリー・マクレーンの娘だと知って、びっくりした。 精神世界に入るきっかけになった人の娘が、魂のことについて語っていた。 不思議な縁を感じた。 一周回って戻ってきたような気がした。 シ…

90点 映画「スタートレック イントゥ・ダークネス」

最初から最後まで、ハラハラ・ドキドキさせる展開が続くが、それでいて緩急がしっかりしていて疲れさせない。 映像の美しさや雰囲気作りは一級品だ。 ストーリーは、二転三転して、飽きさせない。 カンバーバッチの演技が流石だ。存在感が違った。 ロボコッ…

映画「太陽の子 ホルスの大冒険」

高畑勲さんと宮崎駿さんが初めてタッグを組んだ長編映画。 ホルスはヒルダという少女と、滅びた村で出会うのだが、 美しいヒルダという少女の中にいる悪魔と孤独、狂気が、雰囲気から伝わってきた。 ホルスに対する村人たち、大衆からの誤解と迫害。 そして…