映画「太陽の子 ホルスの大冒険」

高畑勲さんと宮崎駿さんが初めてタッグを組んだ長編映画

ホルスはヒルダという少女と、滅びた村で出会うのだが、
美しいヒルダという少女の中にいる悪魔と孤独、狂気が、雰囲気から伝わってきた。
ホルスに対する村人たち、大衆からの誤解と迫害。
そして、ヒルダの裏切り。
ホルスは迷いの森で、散々悩んだ末、全てを信じることを選択する。
いや、彼は「わかった」と言っていたので、信じるよりももっと強い、人の中にある光を見通したのかもしれない。
一人の人間の中に、悪と希望は両方内在している。
その象徴であるヒルダという存在が、この映画の核となっている。

それでも、人を信じる心を持ち続ければ、チャンスは巡ってくる。

そんなメッセージを感じた。

画像は古いが、動きが丁寧で、時間を超えて、情熱が伝わってきた。