映画「スパイダーマン3」

前半は、主人公がだんだん天狗になってきて、いやみっぽい雰囲気を醸し出していて、それがだんだんエスカレートして、悪の領域に入りこもうとした。
自分にも共通する欠点を見せられているようで、心苦しかった。
しかし、そこから立ち直っていく様は、とても気持ちのいいものだった。
誰だって欠点があるし、悪い方に流されてしまうこともあるけど、いつだって立ち直れるさ、というメッセージのように感じた。
まず、自分を許すことからはじめる、というのはその通りだと思ったが、これがいちばん難しいとも感じた。
いつものスパイダーマンと違って、最後が爽やかなハッピーエンドだったのはよかった。
いろんなものを乗り越え、いろんな犠牲の上のハッピーエンドだったが、主人公の成長ぶりが感じられて、自分もがんばろうという気にさせられた。