本「FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣」

結構厚い本だ。
雑談的な部分も多い。
しかし、事実のデータを元に作られたグラフからは、世界がどんどんよくなっていることを知らされる。
 
そもそもニュースは、事件や事故など、ほとんどが悪いことが起きたときに報じられる。
飛行機事故に遭う確率は、400万分の1ほどだが、それでも事故が起これば、それのみが報じられる。
 
その事故が一体どのぐらいの確率で起こりえて、普段4000万機の飛行機が無事に飛んでいるというデータは、自分で調べなければならない。
 
自分でやるとなると、結構面倒だ。
 
そんな、ありがたいデータが、この本にはまとめられている。
 
2000年からのこの20年で、世界はどんどんよくなっている。
貧困率や、乳幼児死亡率は、どんどん減少している。
 
そんなニュースは、どこにも報道されない。
 
この本は、立ち読みでもいいので、中に載っているグラフをさらっと見るだけでも、気持ちを明るくさせる作用がある。
 
しかも、グラフの目盛りの取り方や見せ方だけでも、同じデータがガラッと変わる。
 
本当の現実を見て、気持ちが明るくなるというまたとないチャンスを、本屋で実感して欲しい。