感情統合の瞑想

まず目を閉じ、両腕を大きく広げて、あなたが好ましいと思えるような大木を抱きかかえ、同時に、大木からも抱きかかえられているように感じながら立ってください。
しばらくこの大木から抱きかかえられているように感じながら立ってください。
しばらくこの大木から抱きかかえてもらうエネルギーを全身で味わいながら、その愛と生命力をしっかりと自分の方にもらって受け取ってください。

やがて、この大木が消えるイメージをしてください。
何かがとても怖いとか、不安とか、寂しいとか、悲しいとか、誰かが嫌いとか、自己嫌悪とか、どんなマイナスな感情でも、ネガティブな思考でも構いませんので、それらを消えた大木の空間に入れて、両腕で抱きかかえた姿勢のままで、それらの感情から抱きしめられてください。
その感じを味わうのです。
もしそれが不可能だと感じたら「そんなものから抱きしめられたくない」という思いの部分こそ、あなたの両腕の中に入れて抱きしめ、そしてその部分から抱かれきってください。
愛を受け入れてください。

あなた自身の短所、他者の嫌いな部分、他者の苦手な要素、嫌なできごと、奪ったもの、奪われたもの、苦手な感情など、あなたの人生の「いろいろな要素」をこの両腕の中に入れて抱きしめてください。
同時にしっかりと抱かれてください。
ただし、人物そのものを抱きかかえることはしないでください。
あくまでも、嫌いな人の「要素」にしてください。

あなたの過去と未来、あなたの人生全般、現実状況なども抱きかかえ、それらからしっかりと抱かれきって、充分に心ゆくまでじっくりと感じとってください。
その抱きしめられる感覚を全身で受け取ってください。