心に響いた言葉

不安感は、仏道的には怒りの煩悩エネルギーの一種です。
これに対する最悪のアプローチは、「不安になっちゃダメだ、不安なんかダメッ」というものです。
エネルギーの質で言えば、「ダメ」という思いも、怒りの一種です。
不安感という名の怒りに、否定という怒りを加えるのは、火に油を注ぐようなもの。

否定することなく、揺らがず動じない平常心で感情と接すること。
やってきた感情をあたかも来客のように扱い、お茶でも出して、無理矢理追い返そうとしないこと。
泣き叫ぶ赤ん坊に例えてみてもいいでしょう。
母親が「泣くんじゃないの」と怒れば赤ん坊は泣き叫び、「よしよし」とあやしてくれれば、赤ん坊は泣き止みます。



「不安」について考えていたところにちょうど出てきたので、シンクロした、ありがたいと思った。
「不安」も怒りの一種だったとは。
力ずくで対抗しようとしても無駄なようだ。
受け流しつつじっと観察することがいいらしい。
ちょっと心が軽くなった。