震災で感じたこと

今回の震災で、停電の被害のみだったが、それでも寒くて、水も使えなくなって、電気のありがたみを実感した。
携帯もなかなか通じず、もちろんネットもつながらず、情報が遮断されるのが心細い。
ラジオのありがたみを感じた。

食べ物の蓄えもなかったので、子どもがいる身としては不安を感じた。
そのうえガソリンがなくなる。
運良く残っていたハイオクを入れて難を逃れた。
ご近所同士で声を掛け合うことのありがたさと大切さを実感した。

お店から電池がすっかりなくなって、不気味だった。
実際に被害に遭わなかった人でも、街の雰囲気から何となく不安を感じたことだろう。
テレビで見た、スマップの香取君も、だいぶ不安を感じているようだった。
そしてそれは、決して軽く考えられるものではないと思う。
表現しようのない、言いようのない不安というものは、結構つらいと思う。


今回の死者は2万人を超えそうだ。
戦争では、一度に10万人を超える人が殺されてしまう。
原爆だと、その後の放射能被害も、今回の原発事故の比ではない。
意図的に人びとに放射能を浴びせる原爆の残酷さ、恐ろしさをあらためて実感した。
それを落とすことを決意した人が存在したという事実も、さらに重く感じた。
過去の出来事を責めてもしょうがないが、戦争というものの残酷さ、恐ろしさを、今回の震災でさらに実感した。

そして、平和のありがたさ、普通に生活できていることの貴重さを認識するきっかけになった。
原発をなくすためにも、さらにもっとエコを心がけようと思う。