心に響いた言葉

「その時よ。相手からどう思われるかの恐れを捨てて、その振動に存在全体を委ねてしまうの。
社会や文化から押しつけられた、いっさいを外して身をまかせる。
身体の動きも声も何もかも、抑制してはいけない。
そして体験と一つになるの。
いつも自分を見張っている観察者が、消えるのね。
禅では、その境地を『三昧』と呼んでいる。
その時、もはや自分と世界という二元生は消え去って、大いなる一つだけが存在しているの。
それが、宇宙意識、あるいは超意識と呼ばれるものよ」

「随(かんながら)神」P129