本「今生きているという冒険」

石川直樹さんの本だが、石川さんが、茂木健一郎さんのポッドキャストに出ていたのを聞いて、興味が出て読んでみた。
 
世界7大陸の最高峰に登ったほか、星を見るだけでの航海や、気球による太平洋横断への挑戦など、数々の冒険を行った人だ。
 
その人が、最後に聖地に興味を持ち、自分の内側にすべてがあるのではないかという境地に近づいている。
 
しかし、よく今までこれだけの冒険を、死なずにやってこれたものだ。
しかも、星の航海術や、気球による旅など、まったく違う分野にも臆することなく飛び込んでいく。
 
自分の心の赴くまま、生きている。
 
すごい人だ。
 
彼が蓄積したノウハウを後世に残すだけでも、ものすごい価値があると思う。
 
それに、心が研ぎ澄まされていった先に、聖地があったというのもすごい。
 
そして、この世の他に存在する次元にまで思いを馳せている。
 
自分のやりたいことをやっていった先に行き着くのは、同じところかもしれない。