心に響いた言葉

「わたしの人生、そんなもんじゃない!」と思えるのは、ネガティブな心の底に「自分は大丈夫」という確信を、実はぎゅっと持っているということです。
みなさんがギュッともっているのを知ってるから、僕は「大丈夫」だと言うんです。
大丈夫じゃないと思っているその奥に、ちゃんと「大丈夫」をもっているんです。
だから人は生きていられます。

その大丈夫をもっている人だけが、今生きている。

大丈夫ということを、自分で許している人だけが、まだ呼吸をして、この世の中に生きているのだと思っています。
みんな、その強さを持っている。
それを信頼するのが僕の仕事です。
僕の仕事は、その人の人生を変えることではなく、その人がどんなに悲惨で、どんなにお金がなくて、どんなにひどいことをされていても、「あなたは大丈夫」だと信頼することです。

もしも子どもが本当に自殺してしまった場合、その子よりも親のあなたのほうがずっと辛いかもしれません。
この子が死んだら、あなたが自分を責める。誰かに責められる。
でも、あなたが誰かに責められても大丈夫です。
あなた自身が自分を責めても大丈夫。

ちゃんと時が経つと許されるようになっているから、大丈夫。僕はいつもそう思っています。

そういうぜんぶを含めた大きな「大丈夫」の中に僕たちはいるのです。
だから大丈夫だと、僕は思うのです。



 
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