心に響いた言葉

私たちが不寛容になるのは、相手の煩悩をただ漠然と感じとり、「この人は私を苦しめることで楽しみを味わっている」とか「この人は私を苦しめて得をしている」と思うときです。
しかしこれは心のセンサーが鈍感であるがゆえの錯覚です。
他者の苦しみを繊細に理解しながら、なおかつ嫌悪感を抱けるほどに、私たち人間は極悪たりえません。
真理を知れば、どうしても「可哀想に」という気持ちが勝ります。
この気持ちが、「慈悲」の片割れである悲心(ひしん)と呼ばれる感情です。



幸せな人は、嫌がらせをしない。