心に響いた言葉

「現実世界はマヤ『幻』である!」という真理です。
この言葉を文字通り捉えると、この現実世界でわれわれが引き寄せている物事も「幻」なら、地球上でわれわれが体験しているすべてのこと、さらにはわれわれが肉体を持って日々生活をしているこの今というときすらも、実はすべて「幻」だということになります。
私がこの本をどうしても訳したかった理由は、この究極の真理に深く感銘を受けたからです。
この真理を振りかざしてしまえば、つまるところ、あらゆる成功法則も、物事を引き寄せる法則も、幻の上での法則となってしまうのです。
つまり最初から何もない・・・。
あるとすれば、我々を含めた、生きとし生けるもの、生きていないもの、そしてこの宇宙という幻を生み出した最初の純粋な思い・・・それを愛とよぶならば、それしかない・・・私はそう感じました。

「夜明けの子供」訳者あとがき