心に響いた言葉

わたしたちは、自分にも、他人にも、ちょっとした「わたしの物語」を話すものですが、これは往々にして「苦情」の形をとることが多いものです。
この習慣は、他人や物事を「悪者」にし、自分を「正しい人」扱いすることによって、日常的に抱いている「わたしは不完全な人間です」という自己認識に、知らず知らずのうちに拍車をかけるしくみになっています。
「正しい人」になることによって、自分が優越なポジションにいるような錯覚に陥り、にせの自己であるエゴを増大させているのです。

「世界でいちばん古くて大切なスピリチュアルの教え」P207