心に響いた言葉

相手によっては、距離をおくことも必要です。
 
たとえば、相手が不機嫌な態度をとる。イヤなことばかり言う。他人の悪口やグチばかりを延々と言い続ける。
こういう相手といると、エネルギーが吸い取られます。
エネルギーを消耗させられて、心の中に怒りの塊ができてしまいます。
 
そうなる前に、「そろそろ失礼しますね」などと言って、その場を離れるようにします。
すぐに離れられない場合は、「あと○分したら、帰ります」と時間を決めてその場を辞すようにします。
他人との絆を育てるには、「もうこれ以上は受け止められない」という自分の限界を知っておくことも大事なのです。
 
相手によっては、いっしょになって悪口を言うことを要求する人もいます。
悪口に共感してもらえるのを喜ぶ人もいます。
ともに悪口を言うと、相手はその場では喜びます。
でも、時間が経つと決してよくは思いません。
相手のためだけでなく自分のためにもなりません。
 
ただ、場合によってはどうしても距離を取れないこともあります。
悪口やグチを聞き続けなければならない相手もいるでしょう。
そういうときは、内心「イヤだなあ。この人苦手だな」と困っている自分、緊張を強いられている自分を「たいへんね」とあたたかく受けとめます。
そして、安易に同意したり反論したりせず、相手の話に適度にうなずきながら、「そんな風に思っているか」と客観的に聞くようにします。