本「半径5メートルの野望 完全版」
ネットで発信して、炎上してたたかることもある、はあちゅうさん。
サラリーマンからブログで人気になり、本を出し、独立した本人から語られる言葉は、真摯で情熱的で、まっすぐで、青臭くて、でも実際に行動してきた言葉はやはり心に響いた。
ちょっとグーグルで検索すればすぐに分かるようなことを聞いてくる人に、「ググれカス」と言うくだりは、ドンピシャで、スッとした。
こういう人は結構いる。
昔はそんな人に振り回されていたものだったが、「ちょっと自分で調べればいいのにな」とは思っていた。
そんな人に、「ググれカス」と面と向かっては言えないが、その言葉を知っただけでなんだかスッとする作用があった。
お笑い芸人の品川祐が有吉に「おしゃべりクソ野郎」とあだ名をつけられたときに似ている感じがする。
そこまでは思っていないが、言語化されると吹き出すような。
とにかく行動することが大切。
怖くても一歩前に踏み出す。
動いてみてから考える。
実際に行動してきたはあちゅうさんに言われると、説得力がある。
努力の大切さを再三訴えてもいるが、心屋さんを知った今となっては、もっと別の道があるのではという気がする。
でも、努力も経験してから、努力はいらなかったというところに行き着くのかもしれない。
そこはやはり生きてみたいと分からないところだ。
「半径5メートル」のような、「半径・・・メートル」という言葉は、はあちゅうさんが初めて使い始めた気がする。
最近いろんな人が使い始めているが、そういう言葉をはじめにつかいはじめるというのもすごい。
一歩前に踏み出すために、後ろを押してくれるような本だった。