岩木山登山 その1

念願の岩木山に登ってきた。
津軽に来てから、いつかは登ろうと思っていたのだが、すごく大変そうなイメージがあって、なかなか登るまでは至らなかった。
思えば、神奈川に住んでいたときにも、いつかは富士山に登ろうと思いつつ、いつでも登れるさとたかをくくっていたら、結局登れないまま神奈川を去ってしまった。
いったん離れてしまうと、なかなか行く機会がないし、かなりおっくうになってしまう。
この日の岩木山は、頂上に雲がかかっていて、これは登っても景色を見ることができないかもしれないと思い、行くかどうか迷った。

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しかし、ここまで決心がつくというのは今がタイミングだと思い、とにかく登ることに意味があるような気がしたので決行した。
お昼ごはんに、嶽きみという地元のトウモロコシをいただき、出発した。

岩木山スカイラインは、1780円して、ちょっとびっくりした。以前にも来たことがあったが、なぜか今回は高いなあと思った。せめて1000円だといいのだが。リフトは往復で800円だった。
くねくね登っていくと、どんどん紅葉が深まっていった。こんなところによく道路を造ったものだ。高いとはいえ、非常にありがたい。
駐車場近くなると、白神山地日本海も一望できた。このとき、ちょうど雲が晴れてきて、絶景が広がった。また導かれたようだった。
スカイラインの頂上からの眺めでも、最高だった。光の筋が山々に注いでいた。

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リフトに乗って上に登っていったのだが、かなり登ることができるのでラクチンだ。

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リフトを降りて、これから上る道を見ると、なかなかの急勾配で、岩がごつごつしていた。

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最初の登りが一番きつくて、久しぶりに高所恐怖症気味になった。一度怖いと思うと、体がふらふらして危なかった。
後ろのおばちゃんが、私のおしりをつかんで、しばらく離さなかった。さすがおばちゃんだ。
かなりの人が来ていて、渋滞状態だった。急斜面で待っているのがかえって疲れたし、怖かった。
誰かが落ちてきたら、将棋倒しになりそうだった。よく事故が起こらないものだと思った。
そんな感じでハラハラしながら登ったのだが、30分ほどで頂上に到着した。
長いようで短いような時間だった。
登る途中は、後ろの人の迷惑になってしまうと思い、立ち止まって景色を眺めることができなかった。
頂上に着いて、はじめて景色をゆっくりと眺めることができた。

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足場が悪く、岩の上の小さいスペースに立ちながら、津軽平野を一望した。
はるか彼方まで見渡せた。
眼下には、きれいなまばらな紅葉が広がっていた。

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空中に浮かんでいるようで、体が定まらず、飛んでいきそうな感覚に襲われた。

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頂上にある神社にお参りして、神社の前の岩に、青麻神社のお水を献水した。
岩木山に、青麻の波動が融合することだろう。