本「電気がなくても、人は死なない。」

最近、家を電線から切り離して、電気を自給自足して生活している人を知り、興奮した。
この著者も、そのような生活をしている。
元東電の技師だったが、震災前に反原発に目覚め、退社した方だ。

ミニマリストに憧れるのと同様、電気の自給自足もワクワクする。
それプラス不食になれば、おもしろい。

電気ポットを使わないだけで、原発を動かさなくて済む、という具体的な提示は、わかりやすい。
電気で熱エネルギーを得るのは効率が悪いので、ガスなどの違うものを使えばいい。
筆者は、薪を暖房に使っているが、都会ではそれは難しい。
できる範囲でやっていけばいい。その手始めが、電気ポットをやめること。

しかし、この本を図書館で借りようとしても、なかなか見つからなかった。
こういう本こそ置いて欲しいのだが。
なにかの力学が働いているのだろうか。