「すでに愛の中にある」大和田菜穂著

真理が簡潔に、ストレートに書かれている。
大和田菜穂さんの可愛らしい外見と、内容の骨太さのギャップがすごい。

実際に体験することは自分では操作できないが、もしそんな体験が訪れる機会があったときには、ああこれかと役に立つだろう。

「自分」としては分からなくても、引き寄せられる。どこかでなんとなく分かっている部分があるからかもしれない。 

しかし、わかろうと努力すると、遠ざかってしまう。

「自分」に諦める。
「自分」は分かることができないし、わかろうとする努力はかえってそれを妨げてしまう。
今は虚しさを感じる。

今の感覚、椅子に座っている感覚や、聞こえてくる音などを感じることによって、今に戻って来れる。
これは訓練しがいがあると思う。
いつも思考の中に埋没している自分に気づく。

でも、今この本を読んでおいてよかった。
すごい本が出たものだ。