心に響いた言葉

一個人がまるごと転生という状態はありません。
しかし無数の「苦悩の記憶データ」は、とてもリアルなエネルギーを保って転生していきます。
今こそそれを理解し、記憶としての苦しみを「溶かす」ときです。
そうしなければ、今の肉体の中であまりにも分厚くなって、苦しさが増していきます。
それでもあなたが、今現在の肉体の中にある「苦悩の記憶データ」に気づかないでいると、周囲の人の中にそれらを見出すことになります。
あなたが、誰かを見て「かわいそう」と思うとき、その「かわいそう」な部分はあなたの肉体にも苦悩の記憶データとして残っているのです。
いつか、どこかで、誰かが感じた無数の傷が、あなたの肉体に入り込んでいるのです。
しかしあなた自身という「空」にはなんの傷もありません。
あなた自身という「空」には苦悩がありません。
あなた自身という「空」は至福だけなのです。
ですからその苦悩の記憶を、あなたのものではない単なるデータとして受け入れ「気持はよくわかりました」「本当にお疲れさま」とねぎらってあげてください。