木村秋則氏講演

自然農法を実践している木村秋則氏の講演会に行ってきた。
ホンモノであることを実感し、自分もこのような農業をやってみたいと思った。
以下抜粋を載せます。

・肥料の養分の15%ほどしか作物にはいかない。
5割はガス化してしまう(亜酸化窒素が発生)。それが大気汚染の原因になってしまう。

・雑草の根が硬盤層を壊してくれる。

・硬盤層の下には4000年分の養分が眠っている!

・雑草の生態がすべての手本。人はお手伝いするだけ。

・リンゴの葉に穴が開いていたが、虫ではなく、木が病気の部分を枯らして落としていた!!葉自身が被害患部を落とし、病気の拡大を防いでいる!

テントウムシは、アブラムシを1日に5匹ぐらいしか食べない。それに比べ、ハエ・アブの幼虫がアブラムシをたくさん食べてくれる。

・昭和30年代と比べ現代は、ガンが3倍に増えている。

・日本は農薬使用量が世界1位。続いて、韓国、オランダ、イタリア。

・中国国内用の野菜には農薬を使っていない。

・除草剤使用量は日本が断トツ世界1位。アメリカの7倍。

・韓国では除草剤を使わない政策に転換し、日本の草刈り機が売れている。

・木村さんの畑では、地表と地下50cmでの温度差が0.4℃。ドイツの畑は10℃の差。

・トウモロコシの間に大豆を植えると肥料がいらない。

・作物に肥料を与えるとアブラムシがつく。

・トマトは横に植える。5~10mは伸びる。

・次のように並べて植える-[小麦][大豆][野菜][大豆][小麦]
すると小麦が残った農薬などを吸収してくれ、大豆が栄養を補ってくれる。

・ガブリダニが作物に悪いダニを食べて、役に立ってくれている。

・お米では、自然栽培にすると3年目に収量が落ち、それからあがっていく。

・田んぼの乾燥した土を荒く耕す。そうすると、隙間ができる。

・田植えしてから10日以内にチェーンで除草する。

・除草するときに、1回目のチェーンは細く、2回目は太いものを使用する。

バクテリアのおかげで土の温度が上がる。

・自然農法の稲ははじめは生育が悪い。