心に響いた言葉

種々雑多な生命のバランスを管理するものとして、進化の最終段階で生まれてきたのが人間だったのです。
生命体のバランスを整えるのは、非常に難しい役目です。
それぞれの種に組み込まれたプログラムだけでは、突発的な変化や局地的なバランスの乱れに対応しきることはできません。
そこで、自ら学習し、物事を考え、発想し創造する能力を持つ生命体がどうしても必要となってきたのです。
砂漠化した地域に植林をしたり畑を造ることによって減少した緑を増やす。
増えすぎた動物を家畜とすることでその数を整える。
環境の変化を自らの頭脳と行動力によって整える働きを人間という種は担って生まれてきたのです。

「生き方は星空が教えてくれる」P124