心に響いた言葉

「過去に軸足を置いて」いると、現在起こっていること自体の意味を見るのではなく、過去の経験の結果である古い考え方・・・あるいは類似の出来事についての考え方・・・に染められた意味をそこに上書きしてしまう(歯医者に行くときがいい例かもしれない)。
「未来に軸足を置いて」いると、想像する未来(たいていは想像する不安)にもとづく考え方を今日の出来事に上書きしてしまう。
想像する未来は決して実現しないかもしれない(実際わたしの経験でも未来は滅多に想像通りにはならない)のに、そのせいでたったいまの経験を最大限に活用する機会がめちゃめちゃになってしまう。

「神よりしあわせ」P73