心に響いた言葉

なんの前触れもなく、生命が危険にさらされる衝撃によって、意識が形態との一体化から完全に解放されてしまうこともあります。
肉体の死の目前と、「死」のプロセスの最中には、意識が形態から解き放たれる自由を経験します。
突如として、恐れは雲散霧消し、そこに残るのは、心の平安と、「死とは形態の消失にすぎず、すべてはありのままでいいのだ」という悟りです。
その時点でわたしたちは、死は、かつて「わたし」とみなしていた形態と同じように、究極的には幻に過ぎない、ということに気づくのです。

「世界でいちばん古くて大切なスピリチュアルの教え」P193