働くということ

昨日の深夜、NHK特集がたまたまテレビをつけたら入っていて、インドの親がいない子供たちについて放送していた。
子供たちは、お金を出し合って組合を作って、共同でチャイのお店を出すまでこぎつけた。小学生から中学生ぐらいの年の子供たちだ。
誰かが脱落してお金を持ち逃げするんじゃないかとか、悪い大人がやってきて、根こそぎ持って行かれるんじゃないかとハラハラしたが、無事にお店を開店することができた。
そんなとき、リーダーの14歳の少年の親が見つかった。10歳の時にお互いに働いている内に、音信不通になったということだ。子供も働くのがあたりまえのインドでは、こういうことがよくあるらしい。
まわりの子供たちは、リーダーの親が見つかったことを喜ぶと同時に、リーダーがいなくなったらこれからどうしたらいいのかと心配していた。

そのリーダーの14歳の少年は、親と一緒には行かずに、いまの場所に残ることに決めた。
14歳でそんな決断ができるとは。
リーダーとは、大人になるとはどういう事か、教えてもらった気がした。

しかし、同じ時代に地球に生まれて、こうも生活が違うものなのか。
独裁政治があったり、テロがあったり、虐殺があったり、平和があったり・・・。
すごい時代だ。