ヤンキー先生の恩師の講演

ヤンキー先生義家弘介さんの恩師の、安達俊子さんの講演を聞いてきた。
素朴な話し方だが、実体験はやはり伝わるものがある。
最初の頃、余市高校の生徒はかなり差別されたそうだ。公立を落ちた生徒が入るうえに、通学路も一緒なので、毎日思い知らされる。
何か事件があるとまず疑われるのが余市高校の生徒だったそうだ。
そういう環境もあって、生徒は荒れる。
その上、強面の教師が、自分の指導法が絶対だと主張し、ほかの先生を弾劾し、排除しようとする。
何重もの苦難を乗り越えてこられたのだ。
しかし、人間のやることはどこへ行っても似ていると思った。ただ批判するのではなく、そういう面があることを認め、乗り越えて行かなければならないのだろう。

余市高校の卒業生が自殺するというつらい体験を抱えている姿は、夜回り先生に通ずるところがある。
人の痛みを自分のものにし、抱えて生きているのだ。そして、それを乗り越えようと行動する。
生徒にはいっぱい教えられたというが、それを感じるあんたがすごい。